落ち込み解消に使える心理テクニック15選【すぐに役立つ心理テクニック⑪】
どうも、Quです! 今回は、「 落ち込み解消に使える心理テクニック 」について解説していきます。
落ち込みは何をすれば解消できますか?
それでは、使える心理テクニックをいろいろ見ていきましょう!
◆この記事でわかること
- 落ち込み解消に関する心理テクニック
◇こんな方におすすめ
- 落ち込みへの対処法に関する心理テクニックを知りたい人
- 落ち込みやすさで悩んでいる人
- 今よりもっと気分の改善がうまくなりたい人
落ち込みやすい人の特徴とは?
落ち込みやすい人にはいくつかの共通した特徴があります。
以下のポイントに少しでも当てはまる人は注意が必要です。
【落ち込みやすい人の5つの特徴】
- 比較癖がある
- ミスに過剰に反応する
- 物事の悪い面ばかり見すぎ
- 自分よりも他人を優先することをよしとしている
- 感受性が強い
1「他人と比較しがち」
落ち込みやすい人は、他人の成功を見て自己評価が低くなりがちです。
→他人と比べたがる人は、自分の価値観をはっきりさせることで「自分は自分、人は人」と思えるようになれます。
2「ミスに過剰に反応する(完璧主義)」
何事も完璧でないと満足できず、失敗を恐れる傾向があります。
→セルフコンパッションを身につけ、少しのミスなら許せるようになっていきましょう。
3「ネガティブ思考」
物事を悪い方向に考えがちで、感情が不安定な人は落ち込みやすさにつながります。
→悲観的な思考に陥っている自分を自覚し、物事のいい側面に着目する習慣を身につける必要があります。
4「自己犠牲マインド」
落ち込みやすい人は、他人を優先し、自分の気持ちを抑えがちです。
→過度な自己犠牲をやめ、自分の感情に素直になることが大切です。
5「感受性が強い」
感受性が強い人は、小さな出来事にも敏感に反応し、傷つきやすいです。
→ネガティブな影響を与える人や要素から離れ、傷つきやすいスチュエーションから遠ざかることが大切です。
落ち込んだときにやってはいけない行動
落ち込んだときに避けるべき行動は主に以下の6つです。
気分が低下しているときは、とにかく「休息」と「気分の回復」に着目することが大切です。
落ち込んだときの9つの対処法
落ち込んだときの対処法には、主に以下のポイントがあります。
8.リラクゼーション法の活用
落ち込み解消に使える心理テクニック15選
さてそれではいよいよ、落ち込み解消に使える心理テクニックを見ていきましょう。
落ち込みを解消するための心理効果やテクニックは、気分を改善し、ポジティブな感情を増やすのに役立ちます。
以下に、落ち込み解消に役立つ主要な心理テクニックを紹介していきます。
- 客観的な現状把握
- セルフトークの修正
- ポジティブ・ラベリング
- エモーション・ラベリング
- ミラーリング
- 希少性の原理の活用
- 自発的特性転移
- 感謝リスト
- カタルシス効果
- 笑いによる発散
- グラウンディング
- 小さな成功体験
- 自己信頼の理由探し
- ポジティブな記憶の想起
- 断捨離
客観的な現状把握
客観的な現状把握ができたら、続いて以下の2つのポイントにも着目していきます。
1.事実と解釈の区別
失敗などの事実と、それに対する自分の解釈を分けて考えます。
例えば、「失敗した」という事実と「自分はダメだ」という解釈を区別します。
これにより、過度な自己否定を避けることが可能です。
2.現実検証
ネガティブな思考が現実に基づいているかを検証する方法です。
ネガティブな思考が起こっている原因やその具体的な証拠を集め、自分の思考が誤っている場合はそれを修正していきます。
例えば、「私は○○さんに嫌われている」という思考に陥ったとき、直接、または間接的に本人に自分のことをどう思っているか聞くことで事実かどうか確認していきます。
落ち込んでいるときに実行するのは難しいかもしれませんが、誤解が晴れれば一気に落ち込みを解消できる可能性が高いです。
認知再構成法
この技法では、「自動思考」と呼ばれる瞬間的に浮かぶ考えやイメージに注目し、現実と対比しながらその歪みを明らかにします。
認知再構成法は、簡単に言うとネガティブな思考をポジティブな思考に変える方法です。
自分の思考を見直し、より現実的で前向きな考え方をすることで、落ち込みを軽減していきます。
より客観的に自分の思考を分析するためには、落ち込んでいる内容に対する考えを紙に書き出すのがおすすめです。
セルフトークの修正
これは心の中でつぶやいていること、つまり「心の中の口ぐせ」とも言えます。
否定的な独り言を、より建設的な表現に言い換えていきます。
これにより、自己評価の低下を防いでいきます。
ネガティブなセルフトーク(自己対話)をポジティブなものに変えることで、気持ちを軽くしていきます。
例:「私はダメだ」→「失敗はしたが、全てがなくなるわけではない」。
ポジティブ・ラベリング
ポジティブ・ラベリングとは、人や物事に対して肯定的な言葉や表現を用いてイメージを植え付けることで、対象の行動や心理に好ましい影響を与える心理テクニックです。
この手法は、1960年代に社会心理学者のハワード・S・ベッカーが提唱したラベリング理論に基づいています。
自分に対して「頑張り屋さん」や「いつでも前向きな人」「傷つきやすいけどその分立ち直りも早い人」などのポジティブなラベルを付けます。
これによりそのラベルに沿った行動をとるようになり、自己肯定感を高めることが可能になります。
要は、自分自身にポジティブな印象を持てるようになるために、自分にポジティブなあだ名や特徴をつけていくだけです。
エモーション・ラベリング
感情をラベリングすることで、不安や恐怖、怒りの感情の発生源となる「扁桃体」の活動が低下し、思考を司る「前頭前皮質」の活動が増加することが示されています。
具体的には、つらい感情に名前をつけて観察していきます。「感情を人のように扱う」というイメージが近いかもしれません。
例えば、恥ずかしさを「シェイム君」と呼び、その特徴を観察するわけです。
「シェイム君がモジモジしている」「シェイム君が顔を赤くさせる」など(笑)
これにより、客観的に自分の感情をとらえられ、感情に巻き込まれにくくなります。
ミラーリング
このテクニックを落ち込み対策として応用していきます。
落ち込んでいない人の振る舞いを真似することで、徐々に気分が上向きになります。
例えば、笑顔の人を見かけたら、その表情を真似てみましょう。
気分を改善するには態度や行動を変えることが効果的です。
希少性の原理の活用
ネガティブな出来事を「今この瞬間しか経験できない」と考えることで、現在の状況に価値を見出します。
「価値のある試練」と捉えられることによって、自暴自棄になるのを防ぐことができます。
これにより、ネガティブな感情から抜け出しやすくなるわけです。
自発的特性転移
自発的特性転移とは、簡単に言うと、「他人を褒めることでその褒め言葉が自分にも返ってくる効果」のことです。
例えば、周りの人の良いところを見つけて褒めることで、自分自身も肯定的に捉えられるようになります。
感謝リストの作成
感謝リストの他にも、「感謝日記」をつけることも効果的です。
カタルシス効果
アート、音楽、書くことなどの創造的な活動を行うことで感情を表現し、気分を改善します。
自己表現を通じて、心の中のストレスを解放することが可能です。
笑いによる発散
笑いにはメンタルヘルスに対して多くのポジティブな影響を与えることが研究によって明らかになっています。
シンプルに、落ち込んだときは思い切り泣いて感情を発散させるか、思い切り笑うのが効果的です。
コメディ映画や面白い動画を見たり、友人と笑い話をすることで、気持ちを明るくしていきます。
グラウンディング
自然の中で時間を過ごすことで、リラックス効果を得ることが可能です。
例えば、散歩やハイキング、庭での時間など、自然に触れることで気分が良くなります。
小さな成功体験
さらには、小さな成功体験を積み重ねることでドーパミンが分泌されるので、それによってポジティブな感情が増加していきます。
「洗濯物を干す」「ポストに郵便物を出す」などの簡単なTODOリストを作成し、順番に1個ずつ達成していくのが手軽にできておすすめです。
自己信頼の理由探し
これを3日間続けることで、自己肯定感を高めていくことが可能です。
- 「日記を書く」: 毎日、自分が達成したことや感謝していることを書き出すことで、ポジティブな視点を持ち続けます。
- 「成功体験のリスト化」: 過去の成功体験や自分が誇りに思う出来事をリストアップし、それを見返すことで自己信頼感を強化します。
- 「フィードバックの活用」: 他者からのポジティブなフィードバックや評価を意識的に受け入れ、自分自身への信頼感につなげていきます。
ポジティブな記憶の想起
これは、記憶との付き合い方を変えることで、落ち込みにくい自分に変われることを示しています。
ポジティブな記憶の想起はどちらかというと「落ち込んだときの解消法」というよりは「落ち込みにくくなるための習慣」と言えます。
断捨離
整理整頓された環境は、落ち着きをもたらします。
これらのテクニックは、認知行動療法や感情調整の理論に基づいており、自己認識の向上、認知の再構築、感情制御などの効果があり、定期的に実践することで、落ち込みから回復する力を養うことができます。
自分に合った方法を見つけて、日常生活に取り入れていきましょう。
落ち込み解消に使える心理テクニック まとめ
「断捨離」がメンタルヘルスに大きなポジティブな影響を与えること。
心に余裕を持たせることにつながるので、ぜひ実践していこうと思った。
「エモーション・ラベリング」:今の感情に名前を付けて客観的に感情をとらえる心理テクニック。感情を擬人化させ観察するという発想はおもしろいと感じた。
「自発的特性転移」:誰かに与えた評価の印象が、その評価した人にも与えられる効果のこと。普段から人の悪口を言っている人はその分、他人からも悪い印象を持たれやすくなるので気をつけていきたい。
「断捨離のメンタル面での効果」:自分にとって必要なものを見極める能力が高まることで、判断力も高まり、本当に必要なものを選ぶ思考のクセが身に付く。
「自分の環境を自らコントロール出来ている感覚」が心の安定や自己肯定感の向上にもつながっていく。
「カタルシス効果」:自分の感情をなんらかの活動を通して発散させていく心理効果のこと。やはりネガティブな気分の解消には、感情を上手に発散させていくことが大切なんだと実感できた。
個人的には、ネガティブな出来事を箇条書きしてそれに対する考えや気持ちを書き出す方法と、その気分に合った歌を歌うことで感情を発散させる方法がおすすめ。
この2つは特に自分の気分の改善につながる気がします。
【参考記事】
- https://mizukara.com/magazine/selftalk/
- https://note.com/miyuna1141/n/n70a872af3e21
- https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3
- https://pro-shinri.com/principle-of-scarcity/
- https://tensai-lab.net/mental-block-destruction%EF%BC%92/
- https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E6%89%81%E6%A1%83%E4%BD%93
- https://biz.moneyforward.com/payroll/basic/61636/
- https://kenko.sawai.co.jp/healthy/200908.html
- https://findyou.co/entry-2712
- https://hapitas.jp/hapimaga/23276/
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