効果の高い目標設定のフレームワーク4選【 達成しやすい目標を立てる方法 】
今回は、「目標の達成率を上げるにはどうしたいいか?」をテーマに具体的な 目標設定 の方法について解説していきます。
さてさてこんばんは! こんにちは! Kuです。
今年も残り2か月を切りました。はやいですね。
(なんか毎年言っているような気がするw^^;)
ところで、みなさんの今年の目標はなんでしたでしょうか?
- 「あれ、なんだっけ? なんか年初めになんか立てたような・・・笑」
- 「やっぱり私には無理だったわ!」
- 「途中でやる気なくなった、うへぇ(*´ω`)」
なんて人、なかにはいるのではないだろうか??
というより、初志貫徹できる人の方が少ないのでは?
ストイックな人には憧れますね。でも目標って、立てているときが一番楽しくて、結局だらだらと過ごしてしまうんですよね。
目標が挫折しやすい人は、そもそも目標の立て方が間違っているかも?
目標設定 の4つのメリット
- モチベーションが高まる
- 行動の質がよくなる
- 時間効率が上がる
- 自信がつく
①「モチベーションが高まる」
目標を持つことで「ただ何となく」こなしてきた目の前の仕事に意味を見出すことができる。
さらに「目標に向かって進んでいる自分」を感じることができ、モチベーションが高まる。
②「パフォーマンス、行動の質が良くなる」
「達成するためにはどうしたらいいだろうか?」を考えるようになり、無駄な動作や失敗する要因を減らすことができる。
③「時間効率が上がる」
「ただなんとなくだらだら過ごす時間」が減る。
さらに、目標設定のための重要な行動を見出すことで集中力が上がり、無駄な行動も減ることで時間効率も良くなっていく。
④「自信がつき、前向きになれる」
達成に近づくにつれて、「努力の積み重ね」を認識することができる。
「ここまでやってこれた自分」が自信につながり、思考も前向きに変わっていく。
「努力すれば成長できる」という感覚を実感できればしめたもの。
達成率が大幅に上がることでしょう。
効果的な 目標設定 の4つのフレームワーク
ここではいよいよ、目標設定に役立つ4つのフレームワークについてみていきましょう。
- ベーシック法
- 三点セット法
- ベンチマーク法
- SMARTの法則
フレームワーク①『ベーシック法』
- 「目標項目」
- 「達成基準」
- 「期限」
- 「達成計画」
の4つの行程に分かれる。
他の目標設定法と組み合わせたり、ベーシック法を発展・改良したりして用いられることもある。
ベーシック法 の メリット
- どんな分野にも応用が利く
- 達成基準値が明確になることで現状の達成率がわかりやすくなる
- 目的がシンプルでわかりやすく目標設定しやすい
- 具体的な行動が明確になり取り組みやすい
ベーシック法 が使われる分野
- 受験勉強
- 資格取得
- スキル向上
- 自己改善(ダイエットや筋トレなど)
- 仕事など。
ベーシック法 の 目標設定【手順】
1:《目標項目の設定》
目標の種類は主に4つ。
- 「向上・強化」得意なこと、長所をさらに伸ばすことを目的にした目標。
- 「改善・解消」苦手なこと、問題点を克服することを目的にした目標。
- 「維持・継続」現状維持を目的にした目標。
- 「創出・開発」新しいことを生み出したり始めたりすることを目的にした目標。
2:《達成基準の具体化》
- 「数値の基準」:具体的な数値で表せる基準を定める。
「~万円売り上げる」「模試で~点以上をとる」など。
- 「状態の基準」:実現したい実績で表せる基準を定める。
「~の資格を習得する」「~できるようになる」など。
- 「スケジュールの基準」:「~までに~する」という風に、どのくらいの期間要するかをはっきりさせる。
3:《期限設定》
「いつまでに、何を、どの程度達成するのか?」を決める。
「年末まで」「半年以内」「4半期以内」など、目標の難易度に合わせて少し余裕のあるくらいの期限設定をする。
4:《達成計画》
「手段」「頻度」「活用ツール」「協力者」を具体的に決める。
- 「手段」:「何をどのように行うのか?」
- 「頻度」:「どの期間どのくらいやるのか?」(週○○回など)
- 「活用ツール」:「使う道具やアプリ、ガジェットは何か?」
- 「協力者」:「手伝ってもらえそうな人はいるか?」
フレームワーク②『三点セット法』
- 「テーマ」
- 「達成レベル」
- 「達成時期」
の3つの観点から、目標を立てる方法。
「仕事の精度」や「効率」「スキルアップ」に特化した目標設定方法。
三点セット法 の メリット
- 達成したい事柄が明確になる
- 「達成するためにはどうしたらいいか」をより意識できる
- 「達成レベル」と「手段」をわかりやすくするためモチベーションを保ちやすくなる
使われる分野
- 資格取得
- 自己実現
- 総務や経理などの管理職
- 営業
- 経営、など。
三点セット法 の 手順
1:《テーマを見つける》
- 『正・早・安・楽』:「より正しく、より早く、より安く、より楽に」するためにはどうしたらいいか? を考える。
- 『否定仮定』:「自分ができなかったら、どんな問題が起こるか?」から課題を見つける。
- 『プロセスチェック』:課題を達成するまでの日々の過程(プロセス)の中で、障害になっている行動や原因を見つける。
2:《「達成レベル」を正しく設定するための視点を持つ》
「今どれくらいの達成率なのか?」が明確になる数値で表せる基準を設定する。
「0か100か」で設定しないことが大切。
「0にする」「~をなくす」「100%達成する」「完璧にする」のような目標はすべて、たった1回ミスしただけで失敗だと思ってしまうため実現率が低くなる。
また、ハードルが高く挫折しやすい。
しかし、簡単すぎてもモチベーションにつながらない。
「実現可能」で、かつ「努力が必要」な目標設定にすることが、モチベーションを維持していくうえでも大切。
3:《「達成手段」のブラッシュアップ》
- 目標がなかなか進展しない場合には「今までのやり方を少しだけ変える」方法が効果的。
- 「この時期、今だからこそできることは何か?」を考えることで、新しい角度からのアプローチを見つけることができる。
フレームワーク③『ベンチマーク法』
平たく言うと、「他者をお手本にして自分のやり方と比較し、現状改善を目指す」目標設定方法。
ベンチマーク法のメリット
- 最先端のやり方や流行り(時代に適したやり方)を見つけられる
- 他社と比較することで、客観的な自己分析ができる
- 新しい発想に触れられる
ベンチマーク法 が 使われる分野
- 経営管理
- マーケティング
- IT関連
- 投資、など。
ベンチマーク法 の 手順
1:《計画立案》
- 比較対象の候補をすべて挙げる。
- 最適な比較対象(指標)を決める。
- 比較基準を定める。「何のデータを比較するのか?」
2:《情報収集・分析》
- 現状で自分と他者との違いをすべて書き出す。
- 違いの原因を分析して明確にする。
3:《目標設定》
- 分析結果を基に、自分の現状を考察をする。「何が足りていないのか?」など。
- 比較対象との差を埋め、対象を超えるための目標を設定する。
4:《実施・検証》
- 目標を満たすための具体的な対策を展開する。
- 行った対策のフィードバックを記録する。あまり伸びなければその都度、対策案の改善・修正を行う。
フレームワーク④『SMARTの法則』
ベーシック法の「目標項目の設定」の精度をより高くした目標設定方法とも言える。
「S・M・A・R・T」はそれぞれの項目の頭文字が使われている。
SMARTの法則 の メリット
- チームで同じ水準を持ち共有しやすい
- 「実現すること」に特化しており挫折しにくい
- インセンティブ(報酬)や「何のために?」を明確にすることで目的がぶれにくくなりモチベーションを保ちやすい
SMARTの法則 が使われる分野
- 投資
- 経営
- 営業
- 自己実現、など。
S・M・A・R・Tの法則 頭文字のそれぞれの意味
「誰が見てもわかりやすい目標」を立てることが大切であり、そのために「何を行うか」をはっきり決める。
「誰が見ても現状を把握できる」達成率を「~%」で計測できる基準を作る。
努力すれば現実的に達成できる目標にすることが大切。
そのためにも「不確定な要素」や「希望的観測」を徹底的に排除する。
インセンティブ(報酬)を明確にし、達成することで自分や社会やチームにどんな影響があるかを考える。
SMARTの法則の中で、「一番重要」とされている項目。
「いつまでに達成するのか?」
期限は細かく明確に決めることで目標達成への集中力を高めることができる。
目標設定のフレームワーク まとめ
- 目標を立てるメリットをしっかり把握することで達成率とモチベーションが高まる!
- 目的とインセンティブ(報酬)を明確に設定することでぶれにくくなる!
- 現状が把握できる基準値を定める! 「積み重ね」がわかることでモチベーションUPになる。
- だらだら防止のため、細かな期限設定は必要不可欠!
- 自分の現状と能力をしっかり把握する。そのうえで「期限以内に実現可能な」目標設定をしよう!
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