誰でもできる「情熱」の感覚の保ち方【思考法】

誰でもできる「情熱」の感覚の保ち方【思考法】 思考術・ハウツー・マインドセット
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誰でもできる「情熱」の感覚の保ち方【思考法】

どうもQuです。今回は「情熱の感覚の保ち方」について解説していきます。

「なぜこのテーマを書こうと思ったのか?」
情熱を燃やすのも大事。
ですが、それと同じくらい「情熱を長く保ち続ける」のも大事。

せっかく情熱という感情が湧いても、それが一瞬の出来事なのであれば、長く時間のかかる活動には生かせない・・

そこで、せっかく見つけた「情熱の感覚を長く保つためのコツ」について知りたいと思ったから今回いろいろ考察してみました。

↓「情熱」に関しては、よかったら前回の記事と合わせてご覧ください。

◆この記事でわかること

  • 情熱の定義
  • 情熱の感覚を保つためのコツ

◇こんな方におすすめ

  • 情熱とはそもそもどういう感情なのかを知りたい人
  • 熱しやすく冷めやすく、何事も長続きしない人
  • 目標を立てた直後だけやる気があるが、やる気も下がりやすくモチベーションに波がある人

そもそも情熱とは?

『情熱』とは、「好き」かつ「自分にとって大切である」ことを前提に、多くの「時間」と「エネルギー」を費やせる状態のことを言う。

『情熱』は「自分らしさ」を感じる活動をしている際にも形成され、人生の様々な場面や人生の意義にも大きな影響を与えている。と考えられている。

もっと言えば、「時間」と「労力」をいくらつぎ込んでも全然苦じゃない状態。

他の言い方をすれば、「衝動」にかられて「気づいたら」活動している状態。
それが『情熱』のある証拠です。

原動力・情熱 の正体と見つけ方【 最強のモチベーションUP術 】Qu-Blogより

「情熱の感覚の見つけ方」については前回の記事をご覧ください↑

「好き」×「自分のとって重要」×「衝動」=情熱のある状態

《情熱における「好き」と「衝動」の定義》

  • 「好き」=気分が高まる感覚が伴う気持ちのこと。
    →シンプルにその物事にかかわっているだけで気分が明るくなれるものが「好き」の感覚といえる。
  • 「衝動」=「どうしてもやりたい!」と自分を突き動かす気持ちのこと。「気づいたら体が勝手に動いている」状態。
まとめると、気分が明るくなれて、自分にとって重要だと感じられ、かつ、やらずにはいられない気持ちがある状態が「情熱」の定義。

情熱の感覚を保つコツ

さて、それでは本題にいきましょう!

情熱の感覚を保つコツは大きく分けて4つあります。

  1. 定期的に思い出す
  2. 気分を高める
  3. 脳とメンタル、体の状態を健康に保つ
  4. 情熱のある人と関わる

今回は、この4つの観点を意識したうえでさらに10個ほど、「情熱の感覚を保つ方法」を紹介していきます。

ぜひいろいろ試して自分に合ったやり方を見つけてみてください。

  1. 情熱を向ける対象を絞る
  2. 現在と未来、内側と外側の世界を意識する
  3. 定期的に思い出す仕組みを作る
  4. イン&アウトプット、コレクションの3つ意識して情報収集する
  5. 具体的で小さな週間目標をこなす
  6. 実績リストを作る
  7. 充実感リストを作る
  8. 価値観を表す独り言をつぶやくクセをつける
  9. 健康管理をする
  10. 同じ活動をする仲間をつくり定期的に集まる

1.情熱を向ける対象を絞る

体の衰えと同様に、精神エネルギーも年齢とともに衰えてきます。

つまり、体力と同様に精神力にも上限があるということです。

中には、何歳になっても20代のような、もしくはそれ以上のバイタリティで精力的に活動できる人もいらっしゃいますが、そんな人でも年齢とともに以前と比べたら気力が低下していくのが普通です。

つまり、何を言いたいかというと、個人差はありますが「精神的エネルギー」には限界があるということです。

たしかに「なんにでも心を燃やして全力で取り組む」という姿勢も大事です。

ですが、やはり「情熱を保つ」という観点からしたら、情熱を向ける対象は絞る=エネルギーを割く活動を絞ることが大切になっていきます。

2.現在と未来、内側と外側の世界を意識する

「情熱」に限らず、何かの活動を続けるにあたって「そもそもなんのためにその活動をするのか?」という活動の目的をしっかり決めていくことが、活動を長く続けていく上では大切です。

そこで「現在」「未来」「内側」「外側」の4つの観点で理由を明確にしていくのがおすすめ。

「現在/未来」

  • 現在=今やりたいこと(興味や関心が高いもの)
  • 未来=将来につながること(他者や社会に与えたい影響)

情熱の定義でも述べましたが、情熱とは「衝動」の一種なので、「今やりたい」と思える内側の衝動を大切にするのは大切です。

しかし、それだけではその場限りになりやすく、「最初はめちゃくちゃやる気あったのに・・」状態になりがちです。

そこで、「その活動が将来にどうつながるのか? どうつなげたいのか?」を明確にしていくことが大切です。

シンプルに「将来どうなりたいか?」「なりたい憧れの状態は何か?」を考えていけばOKです。

現在と未来でやりたい理由をつなげて直線状を歩いていく。

そんなイメージです。

「内側/外側の世界」

  • 内側の世界=内的動機=自分への満足(自己実現に近づく感覚)
  • 外側の世界=外的動機=他者への貢献(誰かの役に立っている感覚)

例えるなら、情熱は焚火です。

そして、内側の動機は火をくべるマキや燃料で、外側の動機は炎を消しにくくするために炎を囲って守る釜戸(かまど)のイメージです。

他者への貢献を理由に釜戸ととらえ、「誰かからの感謝の言葉」という風が入り込むことで炎がだんだん大きくなっていく様子をイメージしたらわかりやすいのではないでしょうか。

もちろん、炎を大きくするためには元の燃料(内的動機)が必要です。

なので、まずは内面の理由を明確にしてから、その活動がどう世界に影響を与えるのか、どう貢献したいのかを明確にして内側の理由とつなげていきます。

例えば、「自分の魅力を高めるために自分磨きを頑張る」という活動に情熱を注ぐとします。

「自分の魅力を高めたい」というのは内側の動機で、その動機を外側の世界とつなげるなら、「自分の魅力を高める自分磨きのノウハウを他者にシェアして増やす」という動機ができます。

この現在と未来、内側と外側の動機がつながっていけば、だんだん「情熱を保つ」のが容易になってくるはずです。

3.定期的に思い出す仕組みを作る

「この活動に情熱が湧く」というのが見つかったら、その活動を想起させるような文言やイメージをいつでも目に入るところに置いておいて、いつでも意識の中に入り込んでいくようにしていくのが、シンプルにできておすすめです。

  • スマホのトップ画像
  • ラインの紹介文やヘッダー画像
  • よく見るSNSのプロフィール名やアカウント名
  • 写真立ての中
  • 鏡の上にメモを貼る

など。

情熱を保つために、スマホのような「ほぼ毎日、目にする場所やモノ」に「情熱の感覚」を想起させるようなアイテムや、文言が書いたメモを置いておきます。

この方法には、情熱に欠かせない要素である「好き」の感覚への感受性を高める目的があります。

なので「それを見ているだけで気分が上がるもの」であればなんでもOKです。

4.イン&アウトプット、コレクションの3つ意識して情報収集する

  1. 好きなものの情報を定期的に集める(インプット)
  2. 情熱にかかわる活動の自分の考えや感想を発信する時間を作る(アウトプット)
  3. 関連するデータやアイテムを集めて整理する(コレクション)

情熱を注げる活動がみつかったら、その活動に関する情報を集める習慣を身に着けます。

好きなものは興味関心が高い場合が多いので、調べていくうちに情熱の感覚が湧いてくると思いますが、それを誰かに伝えるというのも大切です。

仲のいい友人や家族、コミュニティの仲間に話すのもいいですが、抵抗がある場合はSNSなんかでも大丈夫です。

とにかく、得た情報を集めたら、それをアウトプットすることでさらに情熱の感覚は高まりやすくなります。

そして、集めた情報を「コレクションしていく」という発想も情熱を保つ上では大切です。

たとえばメモアプリに記録したり、ブログやインスタで情報を発信したり、YouTubeでアーカイブを残すなどがあてはまります。

情熱に関する情報がだんだん蓄積されていくうちに、それがだんだん自分のアイデンティティになっていきます。

アイデンティティとは、わかりやすくいえば「自分らしさ」のことで、「自分が自分である感覚」を形成する要素のことです。

たとえば旅行が好きで、いろんなところの写真や感想を定期的にアップロードしていくうちに、「自分=旅行好き」というアイデンティティが形成されていきます。

インプット(学び&経験)→コレクション(引き出し・リソース)→アウトプット(応用&活用)

「情熱」の感覚には「自分らしさ」を感じられることも重要であり、この「自分らしさ」を感じられる活動には情熱が湧きやすくなります。

なので、定期的に情報の蓄積を見直すことで、自分らしさを思い出す習慣を身に着けることになるので、情熱を保つ習慣にもなるわけです。

5.具体的で小さな週間目標をこなす

「一週間以内にできる簡単な目標」をリスト化して達成していくのも、情熱を保つ上ではおすすめです。

これはどちらかというと、情熱の土台になるメンタルを安定させていく習慣になります。

どんなに火を起こそうとしていても、その場所がしけていたり、風が吹き荒れるような劣悪な状態では火はつきにくいですよね?

それと同じで、情熱の感覚を消さないためには、メンタルの安定が欠かせません。

計画→達成を繰り返すうちに、だんだんと自己効力感も高まっていきます。

自己効力感とは、簡単に言うと「自分ならやればできる」という感覚です。言い換えれば「自分への信頼」ととらえられます。

この自己効力感を高めることで、メンタルも安定していくので、情熱も保ちやすくなっていきます。

一週間にしたのは、一週間もあればたいていのことは達成できるからと、毎日では気力が保ちにくいからです。

「誰でもできる」という観点からしたら、「一週間で一つの目標を達成する」というのは無理がないはずです。

この週間目標というのは何でも構いません。

たとえば、シンプルにTODO(やること)リストの中から選んでもいいですし、やりたいことリストの中から選んでももちろんOK です。

大切なのは「目標を達成する習慣」を身につけることであり、小さな目標で大丈夫です。

6.実績リストを作る

「定期的に実績を振り返る」ことも情熱を保つ上では有効です。

この実績は大きなことでなくても構いません。

上記で紹介した達成した週間目標を記録して定期的に振り返るとかでもOK。

これも自己効力感を高めることで、情熱の炎を燃やす土台を安定させる考え方になります。

その実績が「情熱にかかわる活動」であればなおさらよくて、それが情熱の感覚を高める燃料にもなります。

実績リストを見る=自己効力感が高まる=気分が上がりやすくなる=情熱の感覚も起こりやすくなる

7.充実感リストを作る

今度は「これをやっている間は充実感を得られること」をリスト化していきます。

これは、情熱に欠かせない要素の一つである「好き」の感覚を高めるトレーニングにもなります。

例えば、旅行で新しい場所に行くだけでワクワクするなら「旅行」と書けばいいですし、温泉につかってのんびりするのが好きなら「温泉」とそのまま書けば大丈夫です。

ちなみにQuは、温泉、旅行、買い物、写真、洗濯、料理、散歩、アニメ、動画編集、執筆活動が主な充実感リストです。参考までに(笑)

充実感リストの内容は、シンプルに「充実感を得られる活動」であればなんでもOK です。
あまり深く考えずに、とにかく気持ちが高まる活動をどんどん紙に書き出していきましょう。

8.価値観を表す独り言をつぶやくクセをつける

情熱の感覚が湧く、「大事な価値観」を表す単語を1つ決め、ことあるごとに独り言のようにつぶやくクセをつけるのも、情熱の感覚を保つ上で有効です。

例えば、「物事の改善を繰り返して洗練させること」が大事な価値観であれば、「洗練」という単語をよくつぶやくようにします。

「経験を増やして自己成長すること」が人生軸上で大事な価値観になるなら「体験」や「自己成長」という単語を日常の中でよくつぶやくようにします。

とにかく「情熱の感覚」が湧く言葉を定期的に口にすることで、「情熱の感覚」を思い出す習慣にすることが大切です。

9.健康管理をする

情熱の感覚を保つ上では、土台となるメンタルを安定させることが大切であると述べてきましたが、シンプルに健康管理をすることが大切です。

具体的には、脳やメンタル、体の状態をよくすることで、気分を高めやすくしていきます。

シンプルに、脳や体の状態が良くないとメンタルも不安定になりやすく、気力も下がりやすくなるというわけですね。

例えば、疲労困憊、精神的にもボロボロで、しかも体調が良くない状態で「今からフルマラソン走れ!」っていわれても「え!無理!」ってなる。
→フルマラソンを走り切ろうってなれるのは、当たり前だけど怪我もしておらず、体調不良もなく、気力も体力も万全な状態だから。

情熱のエネルギーを燃やすには、その土台になる心身の健康が、欠かせません。

情熱を保つにはまず何より脳とメンタル、体の状態をよくしておくのが大前提。

10.同じ活動をする仲間をつくり定期的に集まる

やはり「人に情熱を与える一番の存在は人」です。

「上記の方法をいろいろ試してみたけどダメだった」という人は、「情熱のある人と関わる」のが強力なのでおすすめです。

感情というのは人に伝わりやすく、情熱という感情も例外ではありません。

わかりやすく例えれば、情熱がある人と関わることで、その情熱の炎を分けてもらうイメージです。

よく有名なアーティストやバンドのインタビューで「仲間や支えてくれる人がいたからここまで続けてこれました」っていうのがあるけれど、あれは建前ではなくて本心で言っていると思います。

なにかの活動を続けていくには、定期的に自分の心を燃やしてくれる、情熱の火を聖火のように渡し会える仲間の存在も大きいということ。

もし、人と一対一で関わるのが苦手という人は、自分の情熱の感覚がわく活動に関するセミナーや勉強会に参加するのもありです。

それも苦手という方は、リアルで会うのが一番効果的ですが、憧れの人のインタビューやテレビ番組、ライブやYouTubeを定期的に見るのでも有りです。

どうしても情熱が続かない人は、「情熱のある人との出会い」を探すのが効果的。
マンネリにはどう対処するか?

「情熱の活動を保つ行動を習慣にするのはいいと思うけど、そもそもそのうち慣れてきて、いわゆるマンネリで感情がわかなくなるのでは?」という疑問が湧くと思います。

たしかに人は、良くも悪くも刺激に対して慣れていくもの。

同じ行動をしていたらだんだん刺激を感じなくなっていきます。

そこで大事になってくるのが「変化をつける」ことです。

これは、根本にある「何のために」を変えずに、常に新しい体験、情熱の感覚がわく価値観に適した体験をやり続けるということです。

例えば、いつも国内旅行ばかりな人は、たまには海外に行ってみるのもありだし、国内旅行は変えずに、いつも観光ばかりなら地方でしかできないアクティビティを体験してみるのもありです。

場所を固定せずにいろんな場所でキャンプやバーベキューなどをするとかもよさそうですね。

また、活動に変化をつけることを意識するためにシンプルに「将来にやりたいことを定期的に見直す」のも有効です。

「あまり将来の目標をコロコロ変えるのはよくないのではないか?」と思うかもしれません。

ですが「人生はこのために使う」という情熱の源になる、自分の人生の核さえしっかりしていれば、目標は絶えず変えてもOKだと私は思います。

たしかに、丸ごとガラッと目標を変えるのは実績が残りづらく、精神的負担が大きいと思うので「目標を微調整していく」のがおすすめです。

たとえば、「魅力を高めていく」ことが人生において大事な活動であるならば「魅力を高める」という目的は変えずに、目標だけ変えていきます。

具体的には、「見た目をよくするためにヨガ教室に通う」という目標を、「内面を磨くために勉強会やセミナーに参加する」に変更するといったイメージです。

マンネリ防止のためには「目的」は変えずに「活動や内容、目標」に変化をつける。
「目標を定期的に微調整する」という考え方が大事。

情熱の感覚の保ち方 まとめ

結論:メンタルを整えたうえで定期的に思い出す仕組みを作る!
《今回、改めて認識を深めたことor発見》
「インプット&アウトプット」はよく聞く概念だが、さらに集めた情報を「コレクション(保管)」するという発想はなかったので新鮮だった。
確かに、情報を組み合わせて新しい価値が生まれたりするので「引き出しを増やす」という発想は必要だと感じた。
情熱を高める活動のコレクションが増えれば、アイデンティティも強化されていきそうなので、続けていきたいと思った。
《一番効果を感じられたこと》
やはり「情熱的な人と関わる」のが経験上、個人的にも最強な気がします。「憧れる」とは「情熱の火を分けてもらうこと」なのかなと感じました。「自分以外の誰かと関わるから、人は莫大なエネルギーを得ることができるのだ」と、体感することが多いので、情熱的な人との出会いをあきらめないようにしたいと思った。

さていかがだったでしょうか?

情熱を保てるようになれれば、人生より充実したものになりそうですね。

皆さんもぜひ、情熱を保つ仕組みを自分なりに作り上げてみて下さい。

それでは!

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