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モチベーションを高める心理テクニック12選【すぐに役立つ心理テクニック⑥】

モチベーションを高める心理テクニック12選 心理効果・テクニック
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モチベーションを高める心理テクニック12選【すぐに役立つ心理テクニック⑥】

どうも、Quです! 今回は、「モチベーションを高める心理テクニック」について解説していきます。

モチベーションを高めるのに使える心理テクニックを知りたいにゃ

モチベーションは、コントロール出来たら自分を動かす強力な感情になりますね。それでは、使える心理テクニックをいろいろ見ていきましょう!

「なぜ、この記事を書こうと思ったのか?」
昔からいまいちモチベーションという言葉自体に実感を持てなかったから。モチベーションの実態について知りたくなった。

◆この記事でわかること

  • モチベーションに関する心理テクニック

◇こんな方におすすめ

  • モチベーションに関する心理テクニックを知りたい人
  • モチベーションが湧かずに悩んでいる人
  • 今よりもっとモチベーションを高める方法を知りたい人

そもそもモチベーションとは何?

モチベーションとは、行動を起こすきっかけや欲求を満たそうとする意欲を指します。具体的には、目標や目的に向かって行動するための原動力や動機を意味し、ビジネスシーンでは「やる気」や「意欲」として広く使われています。

〈モチベーションとは?〉

  1. 行動を起こす明確な理由や目的がある状態
  2. 欲求を満たしたいという意欲

モチベーションは、個人の内面的な要因(内発的モチベーション)や外部からの刺激(外発的モチベーション)によって影響を受けます。内発的モチベーションは、自己成長や興味から生じるものであり、外発的モチベーションは報酬や承認など外部の要因によって引き起こされます。

  • 内発的モチベーション:成長願望、向上心、達成感、好奇心、自己実現欲求、価値観を満たす、など
  • 外発的モチベーション:報酬、ご褒美、称賛、名声、好きな人から認められること、など

モチベーションは一過性であり、持続的に高めるためには、個人の価値観や職務経験に応じた適切な施策が必要です。組織においては、従業員のモチベーションを維持・向上させることが、業務の効率化や生産性向上に繋がります。

また、人間の欲求への意欲=モチベーションには段階があり、「マズローの欲求5段階説」がわかりやすいです。

モチベーションが湧かなくて何をすればいいかわからない方は、人間が持つ5段階ある欲求のうち、自分はどの段階で停滞・欠如しているのか探ってみましょう。

欲求を1つづつ満たすことで、より高次元のモチベーションを目指せるはずです。

〈欲求の5段階〉

  1. 第一段階:「生理的欲求」→三大欲求「食欲」「性欲」「睡眠欲求」などの「生物的欲求」を満たす。
  2. 第二段階:「安全欲求」→「心身の健康」「衣食住」「資産の確保(生活資金・セーフティーゾーンの担保)」を満たす。
  3. 第三段階:「社会的欲求」→「家族」「恋愛」「交友関係」「仕事上の人間関係」「コミュニティへの参加」「社会的つながり」を満たす。
  4. 第四段階:「承認欲求」→「称賛」「実績」「社会的証明」「地位の確立」「他者承認」「自己承認」を満たす。
  5. 第五段階:「自己実現欲求」→「成長意欲」「向上心」「達成感」「スキルアップ」「価値実現」「理想の暮らしの実現」「将来のビジョンの確立」「社会貢献」を満たす。

応用として、何かの活動に対するモチベーションが湧かない場合、この5段階欲求のうちその活動を通してどの欲求を満たしたいのかをまずははっきりさせると効果的です。仮にでも理由ができることで、モチベーションが発生しやすくなります。ぜひお試しあれ。

例えば、資格の勉強にいまいち身が入らないというのであれば、その資格勉強を通してどの段階の欲求を満たしたいのかをはっきりさせていきます。

資格を得て仕事の幅を広げたいのか、純粋にスキルアップを目指して理想の自分に近づきたいのか、はたまた社会的証明になるものを増やして自己承認欲求を満たしたいのか。何でもいいのでとにかくその行動で満たしたい一番しっくりくる欲求を決めていきます。

逆に「どの段階の欲求も当てはまらない」というのであれば、ただ「やるべきだと思い込んでいるもの」であるということであり、その行動をやる意味をもう一度見つめ直す必要があるでしょう。
それでも必要だと結論付けられる行動なのであれば、身も蓋もありませんがモチベーション関係なくやればいいだけの話です。さっさと片付けて、別の本当にやりたい活動に集中して下さい。それでもやれないというのであればそれはきっとやらなくていいことなのでしょう。

もし仮に、不安や恐怖で身動きできないのであれば、モチベーションを高めるよりも、不安や恐怖対策をした方が効果的です。いずれにせよ、「モチベーションはただ初速を速めるための物」という認識を持つことが大切です。決してモチベーションがないことをできない言い訳にしてはいけませんね。

※モチベーション=物事への意欲というのはしょせん一時の感情にすぎません。感情は時間と伴に低下して行くものであり、維持するにはそれ自体高いエネルギーが要ります。
なので、モチベーションは最初の行動を起こすための、行動のスタートを切るためのただの着火剤、またはゲームで言うところの一回使ったら消える消耗アイテムという認識でいるのがベターです。
「モチベーションを維持すること」を目的にすると、モチベーションの維持にエネルギーを消耗してしまい、そのストレスによって活動のためのエネルギーが減っていくことになりかねないので注意が必要です。
それよりも「がんばらなくても自然にモチベーションがどんどん湧いてくる活動」を見つけてその活動に注力する方が有意義だといえます。意欲を維持するために疲弊していては本末転倒ですね。

モチベアップに使える心理テクニック

モチベーションをアップさせるためには、さまざまな心理法則や心理効果、心理テクニックを活用することが効果的です。以下に、モチベーションを向上させるために使える主要な心理法則や心理効果、心理テクニックを紹介します。

  1. 自己決定理論
  2. 目標設定理論
  3. フロー・ステートメント
  4. 期待理論
  5. 報酬と罰の原理
  6. 成長マインドセット
  7. 社会的証明
  8. ビジュアライゼーション
  9. 自己効力感
  10. タスク管理
  11. 肯定的なフィードバック
  12. セルフアファメーション

 

自己決定理論

自己決定理論は、人間の動機づけに関する包括的な理論で、内発的動機づけの概念を発展させたものです。この理論は、エドワード・デシとリチャード・ライアンによって提唱されました。
自己決定理論は、人間の動機づけと行動を包括的に理解し、個人の成長と幸福を促進するための重要な枠組みを提供しています。この理論を適用することで、教育、職場、個人の生活など、様々な場面で人々のモチベーションと幸福度を高めることが可能となります。

自己決定感、自律性、関連性、能力感を満たすことがモチベーションの向上につながります。

要は、自分の意志で行動を選択し、他者とのつながりを感じ、自分の能力を発揮できる環境を整えることがモチベーションを上げるためにも大切ということです。「自分で決める」だからこそやる気が湧く、すごく当然のことですね。

目標設定理論 (Goal-Setting Theory)

具体的で達成可能な目標を設定することで、達成意欲を刺激しモチベーションが向上します。
目標はSMART(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)に設定することが重要です。

SMARTの法則とは、目標設定における効果的なフレームワークで、ジョージ・T・ドラン氏によって提唱されました。この法則は、目標が達成可能で具体的であることを確認するために用いられ、以下の5つの要素から構成されています。

  1. Specific(具体的): 目標は明確で具体的であること。
  2. Measurable(測定可能): 目標の達成度を測定できること。
  3. Achievable(達成可能): 目標は現実的で達成可能であること。
  4. Relevant(関連性のある): 目標は全体のビジョンや目的に関連していること。
  5. Time-bound(期限が明確な): 目標には明確な期限が設定されていること。

この法則を用いることで、企業や個人は目標設定の精度を高め、効率的な目標達成を促進することができます。

SMARTの法則は、特にビジネスや組織における目標設定に広く活用されている目標のフレームワークです。

要は、最終的になりたい自分の姿、ビジョンがはっきりとした上で、その理念に合う達成可能な目標を決めていきます。後は目標を「数値で追える具体的な目標」にし、「期限」を決めてひたすら数字を追っていくだけです。

フロー・ステートメント

フロー状態とは、人が活動に完全に没頭し、高度に集中している精神状態のことを指します。この概念は、ハンガリー出身の心理学者ミハイ・チクセントミハイ氏によって提唱されました
フロー状態は、集中力、創造性、生産性の向上につながり、個人の成長や満足度の向上に寄与します。日常生活のさまざまな場面で活用することで、より充実した日々を過ごすことができるでしょう

チャレンジングでありながら、自分のスキルに見合ったタスクに取り組むことで、集中力が高まり、モチベーションが向上します。フロー状態を維持するためには、適切な難易度のタスクを選ぶことが重要です。

達成感を感じられる人を活動はフロー状態にさせ、充実感を生み出します。そして、この充実感がさらなるモチベーションアップにつながるというわけです。

期待理論

期待理論は、人々のモチベーションを説明する心理学的理論の一つです。この理論は、個人の行動や努力が特定の結果をもたらすという期待と、その結果に対する価値(誘意性)によって、モチベーションが形成されると説明します。

積み上げた行動が成果につながり、その成果が報酬に結びつくと信じることで、モチベーションが向上します。

期待理論の要素は、期待感(努力の蓄積が成果をもたらす)、手段の明確化(成果が報酬をもたらす)、報酬の価値(報酬が魅力的である)です。

報酬と罰の原理

報酬と罰の原理は、行動心理学における重要な概念で、人間や動物の行動を形成・変容させる方法を説明するものです。この原理は、B.F.スキナーによって提唱された操作的条件づけ理論の中核をなしています。

簡単に言えば、「報酬を提供することで行動を強化し、罰を与えることで行動を抑制する方法」です。

上手くいった行動には報酬を与えさらなる行動を促し、やるべきではない行動をした場合にはペナルティを発生させ行動を抑制させます。

ただし、内発的動機付けを重視するために、報酬は適切かつ効果的に使用することが大切です。金銭や物質的なご褒美では、もしそれが受け取れなかったときがあった場合に逆にモチベーションが下がる場合があります。

成長マインドセット

成長マインドセットとは、人間の能力や才能は努力や学習によって向上・成長させることができるという考え方や心の持ち方のことです。この概念は、スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドゥエックによって提唱されました。

自分の能力やスキルは努力次第で向上するという信念を持つことで、モチベーションが向上します。

失敗を学びの機会と捉え、継続的な努力を重視する姿勢が重要です。

社会的証明

社会的証明とは、人々が他者や多数派の行動や判断を参考にして自身の行動を決定する心理的現象です。この概念は社会心理学で提唱され、人間の意思決定や行動に大きな影響を与えています
社会的証明は、人間の行動に大きな影響を与える重要な心理的メカニズムです。しかし、必ずしも最適な判断につながるとは限らないため、批判的思考を持ちつつ活用することが重要です。

他者が同じ目標に向かって努力している姿を見ることで、自分も同様に頑張ろうとする気持ちが高まります。

成功事例や同僚の取り組みを共有することで、モチベーションを引き出すことができます。

ビジュアライゼーション

目標達成後の成功や達成感を具体的にイメージすることで、モチベーションを高めることができます。毎日数分間、目標を達成した自分を想像する時間を持つと効果的です。
ヴィジュアライゼーションは、心の中で具体的なイメージを描くことによって、目標達成を助ける方法です。
たとえば、スポーツ選手が試合の成功をイメージすることで、パフォーマンスを向上させることができます。

自己効力感

自己効力感とは、「自分には目標を達成する能力がある」と認識する心理状態のことです。「自分ならきっとうまくできる」という感覚のことを指す。

自分が目標を達成できるという信念を持つことがモチベーションを向上させます。

自己効力感を高めるためには、過去の成功体験を振り返ったり、小さな成功を積み重ねたりすることが有効です。

タスク管理

効果的なタスク管理を行うことで、達成感を得やすくなり、モチベーションが向上します。タスクの優先順位をつけ、スケジュールを立てることで、計画的に目標に向かって進むことができるというわけです。
やるべきことが明確になることで、目標や課題への達成意欲が高まりやすくなります。
タスクを効果的に管理し、実行することで達成感が得られやすくなるわけです。

肯定的なフィードバック

肯定的なフィードバックとは、相手の行動や成果について良い点を評価し、ポジティブな言葉で伝えることを指します。このフィードバックは、相手の成長や自信を促進することを目的としています。

定期的なフィードバックを受けることで、自分の進捗を確認し、必要な改善点を把握することができるわけです。

ポジティブなフィードバックは特にモチベーションを高める効果があります。

セルフアファメーション

セルフアファメーションとは、自分自身に対して肯定的な言葉や文章を繰り返し唱えることで、ポジティブな思考や行動を促す心理テクニックです。

自分の強みや価値を再認識することで、自己信頼感が高まり、モチベーションが向上します。

毎日、自分に対して肯定的な言葉をかける習慣を持つことが効果的です。

 

これらの心理法則やテクニックを活用することで、モチベーションを高め、目標達成に向けた行動を継続することができます。

自分に合った方法を見つけて、日常生活に取り入れることが重要です。

モチベアップに使える心理テクニック まとめ

結論:モチベーションが上がらない活動はさっさと切り捨て、頑張らなくても自然にモチベーションがどんどん湧いてくる活動を見つけることが結局のところ一番大切。モチベーションは活動を維持するためのものではなく、最初の行動を速めるためのただの「着火剤」に過ぎないと考えるのがベター。
《今回のテーマの中で一番印象に残った内容》
モチベーションは行動を起こすためのものであり、活動を継続させるためのものではないこと。
「モチベーションを維持する」という発想自体がナンセンス。活動の継続のためではなく、1つの活動の中で「なにか別の新しい行動を起こすための原動力としてモチベーションを上げていく」という発想を持つことが大切。
《新たに理解を深めた知識、センテンス》
・「フロー・ステートメント」:高い集中力をもって物事に「没頭」することで充実感を得られ、その充実感がモチベーションにつながる。
・「期待理論」:行動や努力が成果を生み出すという期待と、その成果を手に入れることによって得られる魅力的な報酬があることでモチベーションが高まる、という理論。要は「努力が報われ理想の未来を手にしている自分」を想像することによって行動しやすくさせるということ。
・「報酬と罰の原理」:やってほしいことをやったときは報酬を与え、やってほしくないことをしたときには罰を与えることで行動をコントロールできるという原理のこと。
報酬によって行動は強化され、罰によって行動は抑制される。
・「成長マインドセット」:人間の能力は学習や鍛錬によって向上・成長させることができるというマインドを持つこと。成長マインドセットを身につけることで学習や成長に対する意欲が高まりやすくなる。
《一番効果が感じられた知識、テクニック》
「セルフアファメーション」:自分の強みを再確認しながら自分自身に肯定的な言葉を投げかけることで、自己効力感(やればできるという感覚)が高まり、行動への意欲(モチベーション)も向上する気がします。
夜寝る前や、歯磨きの最中に鏡を見ながら行ったり、瞑想の後や寝起きなどに行ったりすると習慣にしやすいです。ぜひお試しあれ。

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