行動力が上がる21個の心理テクニック【すぐに役立つ心理テクニック④】
どうも、Quです! 今回は、「 行動力が上がる心理テクニック 」について解説していきます。
行動力を上げるために使える心理テクニックってありますか?
行動力は、成果量を増やすために必須の能力ですね。当たり前ですが行動しなければ何も始まりません。それでは、使える心理テクニックをいろいろ見ていきましょう!
◆この記事でわかること
- 行動力に関する心理テクニック
◇こんな方におすすめ
- 行動力に関する心理テクニックを知りたい人
- 行動力の低さで悩んでいる人
- 今よりもっと行動できるようになりたい人
行動力を高める心理テクニック
行動力を高めるためには、さまざまな心理効果や心理テクニックが有効です。以下に、具体的な方法とその理論的背景を紹介します。
そもそも行動力とは?
そもそもよく聞く「行動力」の定義とは何でしょうか?
行動力とは端的に言うと「自分の考えを実行に移す能力」のことです。「いつかやろう」と思っていつまでもズルズル行動に移せないのは行動力がないいい例です。つまり、行動力の対義語は「先延ばしグセ」ともいえるでしょう。
反対に、思いついたこと、やりたいと思ったことを思い立ったときに即実行に移せることが行動力のあるということになります。
ここで、行動力のある人の特徴を簡単にまとめると以下の通りです。
さて、それでは、「行動力」がなんなのか定義がはっきりした上ですぐに役立つ心理テクニックをいくつか紹介していきます。ぜひ自分に合ったテクニックを駆使してみてください。
- 行動計画(タスクのリスト化)
- 環境の整備
- 行動環境への参加
- アカウンタビリティ・パートナーの利用
- フィードバックの活用
- ポジティブな自己対話
- セルフモニタリング
- 自己効力感の向上
- ご褒美の設定
- ネガティブビジュアライゼーション
- ディドロ効果
- アンカリング効果
- ザイオンス効果
- カクテルパーティー効果
- タスクの小分け(スモールステップ)
- ピグマリオン効果
- プラセボ効果
- コミットメントと一貫性の原理
- 社会的証明の原理
- 認知的不協和の解消
- マインドフルネス
行動計画(タスクのリスト化)
「計画したことを実行するのは当たり前」になるぐらい、計画→実行を習慣づけていきましょう。
目標に向けた具体的な行動計画を立て、それを段階的に実行します。毎日のタスクをリスト化し、達成したらチェックを入れることで達成感を得ることができます。この達成感が「タスクをこなす=快感」として脳にうまく刷り込ませられれば、そこから行動力はどんどん身に付いていきます。
環境の整備
作業しやすい環境を整えることも重要です。誘惑を排除し、集中できる空間を作ることが行動力を高めるのに役立ちます。
行動環境への参加
行動力がある人が集まる環境に身を置くことで、自然と行動力が高まります。
周囲の影響を受けやすい環境を整えることが重要です。
アカウンタビリティ・パートナーの利用
誰かと一緒に目標を共有し、進捗を報告し合うことで、自分を奮い立たせることができます。
責任感を感じることで行動力が増します。
「せっかく応援してくれているのに、実行に移さないのはもったいない」という意識を持つことが、先延ばしを回避させやすくさせていくわけです。
フィードバックの活用
定期的にフィードバックを受けることで、自分の進捗を確認し、改善点を見つけることができます。
フィードバックは自己評価だけでなく、他人からの意見も参考にすると良いです。
ポジティブな自己対話
また、自分に対するポジティブなメッセージを心がけることで、モチベーションを維持できます。
ネガティブな自己対話を避け、自己肯定感を高めることが大切です。
セルフモニタリング
セルフモニタリングは、自分の行動や感情、思考パターンを観察し、分析するテクニックです。自己理解を深めることで、行動のフィードバックループを形成し、効率的に行動を改善することができます。
特に自分の行動パターンを分析する中で、「自分の価値観や思考のクセ」を見つけていくことが大切です。
「このタイプの行動であれば実行に移しやすい」とか「この価値観に関わる行動はすぐに実行に移せる」というパターンを見つけることで、「自分を動かすコツ」というのを見つけていきます。
自己効力感の向上
「自分にはできる」という意識を高めることで、実行力=行動力が向上します。
自己効力感を高めるためには「小さな成功体験」を積み重ねることが重要です。
ご褒美の設定
目標を達成した際に自分にご褒美を与えることも効果的です。小さな達成感を積み重ねることで、モチベーションを維持できます。
ネガティブビジュアライゼーション
つまり、「目標を達成しなかった場合のネガティブな結果」を想像することで、行動への動機付けを強化できるわけです。
「やらないとまずい」ということが明確になることで、やらなかったときのデメリットを回避するように仕向けていきます。
ディドロ効果
この効果を利用することで、一貫性のある行動を促し、行動力を高めることができます。
「新しい価値観に似合う自分」に自然と意識が向かうようになっていきます。
たとえばコーチングの資格を取ることで、コーチング関連の知識や技術、環境の情報を集めやすくなっていきます。資格を取ることによって「その資格に見合う自分」になる行動をとりたくなっていくわけです。
アンカリング効果
ザイオンス効果
カクテルパーティー効果
タスクの小分け(スモールステップ)
大きなタスクを小さなタスクに分け達成感を得やすくさせることで、モチベーションを維持できます。
これにより、行動力を持続させることができるわけです。
「1つずつタスクをクリアにしていく喜び」を知ることで、チェックリストをこなすことへの抵抗を減らし、実行力を鍛えていきます。
ピグマリオン効果
プラセボ効果
コミットメントと一貫性の原理
一度決めたことを貫こうとする心理傾向を利用します。小さな目標を立てて達成し、徐々に大きな目標に挑戦することで、行動力を高めることができます。
ただし、「やらないときが収まらない」と思える行動にするためには、「自分の価値観」を深く知る必要があります。
たとえば、「私は臨機応変を大切にしていて、途中で計画が変わってもそれがより良い方法になるなら初志貫徹できなくてもいい」という価値観を持っているのであれば、この一貫性の法則は働きづらくなります。
社会的証明の原理
行動力を高めるために、この周囲の人々の行動を参考にする傾向を利用します。
行動力のある人々と交流したり、そのような環境に身を置くことで、自然と行動力を高めていけるわけです。
また、この原理を利用することで「多くの人に支持されている自分」というセルフイメージを持つために「有言実行」への意識を高めていけます。
認知的不協和の解消
自分の信念や価値観と矛盾する行動をとると不快感を感じます。この不快感を解消するために、行動を変えようとする心理を利用して、行動力を高めることができます。
たとえば、「いつまでも健康で若々しくいること」が大切な価値観であれば、ジャンクフードや小麦製品、加工食品を食べまくっている自分や、睡眠を削って夜更かしを繰り返すことに対して不快感を感じやすくなります。
また、「健康的な食事」に関する情報に自然と意識が向かいやすくなり、健康につながる行動への意欲や関心も高まっていくわけです。
マインドフルネス
これらの心理効果や技術を組み合わせて活用することで、より効果的に行動力を高めることができます。
ただし、個人の性格や状況によって効果は異なるため、自分に合った方法を見つけることが大切です。
番外編:行動力上げるためのマインド・セット
最後に、「行動力を上げるためのマインドセット」も紹介していきます。
「考え方」を変えることで「意識」を変え、「意識」を変えることで結果的に「行動」を変えていける、というわけです。
考え方が変わることで心理状態も変わり、心理状態が変われば行動も変わっていきます。つまりすべての行動は当然ですが「考え方」が基盤になってくると言えるわけです。
心理テクニックを活用しても上手くいかない人は、まずはマインドから改善していくことが大切です。
行動力を高める心理テクニック まとめ
《今回のテーマの中で一番印象に残った内容》
「行動力」の対義語にあたる言葉が「先延ばし」であること。つまり、行動力がないと悩んでいる人は、「行動力を上げる方法」を探すより、まずは「先延ばしを防ぐ方法」を身につける意識を持った方が有効である。
「行動力がある人が成功しやすいのではなく、先延ばしをしない人が成功しやすい」という認識でいることが大切。言い訳の代表例である「やりたいけどできない」もある意味、先延ばしの一種。
《新たに理解を深めた知識、センテンス》
1.自分の目標のサポートや結果へのフィードバックをしてくれる「アカウンタビリティ・パートナー」を作ることで、意欲を奮い立たせ行動に対する責任感を高めていけること。
2.高めの目標値を設定することで「アンカリング効果」を活用でき、行動の基準値が高くなることで、小さい行動に対する抵抗を減らしていける。
《一番効果が感じられた知識、テクニック》
「ディドロ効果」→「自分は行動力がある人間だ」と言い切ること。「考えを実行できない瞬間は自分らしくない」という認識を持つことで、「考えを実行しないことへの不快感」を高めていくことができた。
「実行に移さないのは自分らしくないよな」を口ぐせにしたことで、行動への初速がだんだん上がってきた気がします。
なりたい自分を決め、それに似合う態度や行動をとる。ある意味自分を洗脳するテクニックと言えるかもしれません。
コメント