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日記を書くメリット
日記は、過去の出来事を思い出しながら書く、つまりは「頭の中の情報をアウトプットする作業」になる。
記憶を元に文章を組み立てるには、「頭の中に展開された情報」を整理する能力が必要である。
「日記」というアウトプットを繰り返すことで、思考(情報)を整理するトレーニングになる。
脳は日記を書く際、
「記憶を呼び起こす」→「言葉に変換する」→「文章を組み立てる」という作業を行っている。
「文章を書く」ことそのものが「思考力」を鍛えるトレーニングになる。
さらに、日記と言う「想起(思い出す)」する作業を日々繰り返すことで、
「記憶力(主に情報を頭の中から引っ張り出すスピード)」も向上する。
「アイデア」は、今まで自分がインプットしてきた感覚や情報を組み合わせて出てくるもの。
日記は「頭の中の情報を引っ張り出す作業」であり、日々アウトプットを繰り返すことで、頭の中の情報が展開されやすくなる。その結果、アイデアがひらめきやすくなる。
文章を書き続けることで、文章を構築する力、すなわち「文章力」が身につく。
また、起こった出来事を正確に記録するために、新しい言葉に触れる機会も増えることで、語彙力(言葉のボキャブラリー)も自然に増えていく。
「第三者に伝える意識」で書くとより効果的。
日々の出来事を「日記」という形で文字に起こすことで、「台本」の役割を果たし、人にエピソードを話しやすくなる。
不安やイライラ、モヤモヤなどを解消する上で一番有効な手段は「吐き出す」こと。
つまり言葉に出すこと。
ネガティブな感情を文章にして表に出すことでストレス発散になり、精神の安定にもつながる。
また、『エクスプレッシブ・ライティング』と言われているテクニックもあり、不安を書き出すだけで眠りが深くなるという研究結果もある。
日々進歩したことや素晴らしい出来事を記録することで、「自己効力感(自分ならやればできるという実感)」を高めることができる。
「楽しかったこと」や「嬉しかったこと」を記録することで、落ち込んだ際の処方箋でもなる。
「人への感謝」を書き続けることで「報酬系(快感を司る脳の領域)」とつながっている「前頭前皮質腹内側部」が活性化され「報酬系」も刺激される。
その結果「感謝する」=「快感」になり、「感謝」に対する行動が促進される。
その結果、自らも誰かに対して親切になったり協力的になりやすくなる。
自分の行動を文章(言葉)にすることで、自分の行動を客観的に分析することができる。
日々の自分の行動をふりかえることで、反省点がわかり改善するための対策を自然に考えられるようになる。
また、反省点を改善することで自己の成長につながる。
自分の思考のクセや考え方、価値観がわかるようになり、思考が整理されることで自分のやりたいことを見つけやすくなる。
「目標」を見つける最大の要点は「自分を深く知ること」。
をそれぞれ書くこと。
「経験を振り返り、思考と感情を整理する」ことが「日記」の最大の目的。
「何のためにやるのか?」をはっきりさせること。
「目的」は「習慣作り」において、続けるための重要な要素になる。
メリットや効果がわからないと、人の行動力は低下する。
メリットを知ることで「日記を書く原動力」をはっきりさせることが大切。
習慣作りにおいて最大の難関は「出だしにつまづく」こと。
「何を書こうか?」を考えている時間でだんだん面倒にならないように、
「最初の一文は毎回これを書く!」という項目を決めておく。
「今日の主な活動」「今日一番うれしかった出来事」「今日の気分を一言で表すと?」など。自分が書きやすい内容でOK。
とにかく、日記を開始してすぐに文章を書けるように工夫することが大切。
ハーバード大学のショーン・エイカーが提唱した『20秒ルール』という法則がある。
「20秒以内で始められないことは習慣として定着しにくい」という研究結果をもとにした理論。
日記も同様に、
「20秒以内」で始められるように、あらかじめ準備しておくことが大切。
「机の上にペンと日記帳を広げて置き、帰宅と同時に書けるようにする」。
「スマホのホーム画面の一番目立つところに日記アプリを表示しておき、書く内容の質問のテンプレートを作っておく」など。
すぐに思いつく項目から埋めていく。
書いていくうちに頭の回転もよくなり、他の項目も書きやすくなる。
など。
何かの行動と結びつけることで、より「習慣化」しやすくなる。
一日一ページではなく、できれば一週間分が「ひとつのページ」で見えるようにする。
人は「空欄を埋めたくなる」心理が働くので、より日記が続きやすくなる。
ただし反対に、空欄が増えるとモチベーションが下がる原因になるので要注意。
書けない日は、出来事を箇条書きで書くだけでも良しとする。
例)
などなど。
上記のように、ただ出来事を時系列で並べただけでもOKとする。
過去に書いた日記も、今を振り返る立派なネタになる。
「昔の自分」を題材にすることで、
「先月のこの日はこんなこと考えてた。今は~」とつなげることができる。
とにかく習慣は「どんなに些細なことでも連日やる」ことが大切。
疲れているときは、それこそTwitter感覚で気軽に一言書くだけでもOKにする。
「こうじゃなきゃいけない!」は心理的負担にしかならない。
書く内容や書き方も自分のやりやすいように色々改善させていく。
「縛り」を増やし過ぎないことが、長く「習慣」を続ける上でも大切。
一番重要なのは「一行でもやること」と割り切る。
日記は、ノート、手帳、スマホなんでもOK。
「紙に書く」(ペンを使って指を動かす)ことが「前頭前野」を活性化させるので日記を書く上でも推奨されている。
しかし、続かなかったら意味がないので、自分が使いやすいツールを使うことが最も大切。
すべての項目について書く必要はない。
「今日の自分が今何を重視するのか?」で書く内容を決めると良い。
箇条書きでOK。今日してきたことを簡単にでもいいので書き出す。
未来の自分が見たときに、参考になるように状況まで書くことが大切。
5W1H(いつ、どこで、誰が、なぜ、どのように、何をしたのか)にあてはめていけばOK 。
「起因」と「結果」を書くことで、他の経験にも活用することができる。
また、「活動の記録」は、積み重ねていけば人生の財産にもなる。
嬉しかった出来事や楽しかった出来事を振り返ることで、
気分がスッキリし、モチベーションを高めることができる。
「前に進んでいる感覚」が『自己効力感』を高め、モチベーションを高める。
また、進歩したときの考え方や状況を知ることで、他の目標にも役立てることができる。
「今日初めてあった人」「初めて行ったお店」「すごくいいなと感じた言葉」「気になったドラマや映画」「欲しいと思った商品」など。
「未来の自分を助けるつもり」で書く。
また、自分の「興味・関心」を見つける手掛かりにもなる。
不安やストレスに感じていることをひたすら書き出すことでストレス発散になり、睡眠障害やうつを軽減できる。
「ありがたい!」と感じたことを思い出しながら書くことで、「他人の長所」を見るクセが身につく。その結果、他人とぶつかるストレスが減り人間関係が良くなる。
また、「感謝の日記」は人生の幸福度を高め「不眠症」を改善する効果がある。
そして、感謝することで「前頭前皮質腹内側部」が活性して「自制心」が高められるという研究結果もある。
自分の思考や感情を整理し自分の行動を分析することで、やりたいことが見えてくる。
未来の予定を立てることで「未来への不安が減り、睡眠の質が向上する」という研究結果もある。
さて、いかがだったでしょうか?
実はメリットだらけな日記。
メリットがはっきりすると続けるのが楽になりそうですね!
ぜひとも自分に合ったスタイルで、楽しく日記を続けていってください^^
それでは!