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どうもKuです! 今回は「 アロマテラピー 」について、仕組みとアロマテラピーの歴史についてわかりやすく解説していきます。
メンタル改善や美容など心身の改善に非常に効果が高いとされているアロマテラピー。
今回は、なぜアロマテラピーは効果があるのか、その仕組みをリサーチしていきました。
後半では基本的なアロマテラピーのやり方や香りの種類についても紹介しております。
※予想以上に長くなったため別の記事でご紹介します。
今回の記事の内容は以下の通り。
アロマテラピーとは、花や草、木や果実などの植物から抽出された香りの成分である「精油(エッセンシャルオイル)」を使い、美容や健康、メンタルの改善などの効果を得ることを目的にした「芳香療法」のことです。
ちなみに、「アロマテラピー」はフランス語読みで、英語圏では「アロマセラピー」と呼ばれています。
(どう呼ぶかはお好みでどうぞ^^)
仕組みとしては、アロマテラピーは主に、アロマの成分が「嗅覚」に作用することによって様々な効果をもたらします。
鼻の奥には「嗅細胞」と呼ばれる「香りの刺激」を受け取る器官が存在します。
そして、その嗅細胞が受けた刺激が「嗅神経」を通して脳にある「大脳辺縁系」や「視床下部」にダイレクトに伝達されていきます。
アロマの成分が吸引されてから脳に伝達されるまでの間隔が短いため、アロマテラピーの効果は即効性が高いと言われています。
「大脳辺縁系」とは簡単に言うと、「本能」や「喜怒哀楽などの原始的な感情」を司る脳の部位です。
つまり、アロマ成分が「大脳辺縁系」にダイレクトに働きかけることによって感情の改善や安定をもたらします。
その結果、ストレスや不安、うつ症状などのメンタルに関わる様々な悩みを緩和・解消することができるのです。
もう一方の「視床下部」とは、「自律神経」を司り、体温調節や免疫機能、ホルモンバランスなどの調整を行う脳の部位です。
つまり、アロマ成分が「視床下部」に働きかけることによって、身体の調子が整い、健康を保つための様々な効果を得ることができるのです。
まとめると、アロマテラピーは感情の安定に重要な「大脳辺縁系」や身体機能のバランスを保つ役割のある「視床下部」に作用するので、心と身体の両方の健康改善に効果的であるといえます。
「嗅覚」以外では「呼吸器官」や「皮膚」からもアロマの成分は浸透していきます。
アロマ成分は、呼吸によって肺から取り込まれたり、アロマオイルを使ったマッサージによって皮膚から毛細血管やリンパに吸収されたりすることによっても全身に運ばれ作用していきます。
アロマテラピーの効果は様々ありますが、なんといっても「メンタルの改善」が大きいのではないでしょうか?
いい香りに包まれながら、精神を癒したいという方も多いと思います。
他にも、体質の改善や美容効果など嬉しい効果が多いので、アロマテラピーはとても興味深いですね。
アロマテラピーという言葉は、フランス人科学者ルネ・モーリスガットフォゼによって生まれた造語といわれています。
1910年、彼は研究室でひどい火傷を負いました。
すぐに治療を受けましたが、なかなか傷が治らず、ラベンダーオイルをつけたところ、驚くほど治癒したそうです。この経験をもとにアロマオイル(精油)には治癒する力があるとして研究をすすめ、その噂はどんどん知れ渡っていきました。
アロマテラピーの発見は世界を驚愕させました。新しい医療分野として注目を受け、フランスからイギリスへ渡り、 今では美容・健康にも役立つと日本でのニーズが高まるようになったのです。
地域:古代メソポタミア、エジプト、ギリシャ、ローマ、インド、中国
植物の芳香の利用は紀元前の古代からと言われており、主に宗教儀式や祭りごと、治療や美容目的で用いられてました。
現存する一番古い記録では紀元前3000年ごろの古代メソポタミアまでさかのぼり、香料が神に捧げられていたとあります。
ちなみに、仏教におけるお香の文化もアロマの一種といえます。
中世ヨーロッパでは香料の利用と栽培は主に修道院で盛んにおこなわれており、12~13世紀に精油を植物から抽出する蒸留技術が発展していきました。
蒸留技術の発達により精油は医療面で幅広く用いられるようにもなり、ヨーロッパにおいて14世紀に大流行したペストの治療にも用いられたほどでした。
また、14世紀ごろでは蒸留技術の一般化も進んでおり15世紀にはハーブ製品や精油、薬効を期待された精油成分を含むリキュールが生産されるようになりました。
ちなみに、この「精油成分を含むリキュール」は後の香水の原型とも言われています。
1920~30年代にかけて、イタリアの医師であるレナート・カヨラとジョバンニ・ガリによって、精油による心理的効果に関する実験が行われました。
この実験では、精油の持つ血圧や脈拍、神経系への刺激、または鎮静効果が検証されています。
また、「アロマテラピー」を提唱し世界中に広めたのはフランスの調香師であり香料および化粧品の研究者でもあるルネ=モーリス・ガットフォセといわれています。
ガットフォセは、精油の医療への利用を科学的に研究していた人物でもあり、1937年には精油の医療面での応用について書かれた本も発行しています。
ちなみに、日本に「アロマテラピー」という言葉が伝わったのは1980年代とわりと最近です。
さて、いかがだったでしょうか。
アロマ成分がどのように身体に取り込まれ、どのように作用するのか知ることで、信憑性が増しアロマへの期待が高まったのではないでしょうか?
また、アロマの利用に関する長い人類の歴史を見てもアロマテラピーによって効果が得られることは明らかだと思います。
次回は、アロマテラピーの基本的なやり方とエッセンシャルオイルとアロマオイルの違い、アロマの種類についてご紹介していきます。
お楽しみに~(´▽`)
〈参考記事〉