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正しい共感の仕方
今回は、人と仲良くなるために欠かせない能力「 共感力 」について解説していきます。
共感(きょうかん)、エンパシー(empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。例えば友人がつらい表情をしている時、相手が「つらい思いをしているのだ」ということが分かるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。
「共感」|Wikipedia より引用
人が誰かと仲良くなる際には、お互いに「共感性」が示されている場合が多いです。「共感」は、人の本能のひとつである「承認欲求」を満たすことができ、また、感情を共有しやすい相手に友情を感じやすい傾向があります。
つまり、誰かと仲良くなるためには「共感力」は欠かせないスキルと言えそうです。
「共感性」は主に『認知的共感』と『情動的共感』に分けられます。
さらに「共感性」は主に4つに分類される。
例)「また失敗しちゃったよ・・」
《共感力の低い受け答え》
《うまく共感できている場合》
例)「何回やっても、うまくいかないなぁ・・」
《共感力の低い受け答え》
《うまく共感できている場合》
例)「映画を観終わったあと」
《共感力の低い受け答え》
《うまく共感できている場合》
例)「ドッキリを見た感想」
《共感力の低い受け答え》
《上手く共感できている場合》
「共感性」を示す最も大切な心がけは、相手を「大切な存在」だと思って接することです。
相手の『自己重要度』を満たすことで、相手は「受け入れられている」という気持ちになり、同調しやすくなります。
相手の『自己重要度』を満たすためには、相手の話を基本的に「否定」しないこと。相手の意見を尊重し、相手の話したいことを話させるように意識していくことが大切です。
自分の考え方とは違っていて、つい否定したくなったときでも「あなたはそういう考え方なんですね」というスタンスでいることで衝突を避けることができます。
また相手からアドバイスを求められても、決断は相手にさせるように促すことです。相手に決めさせることで、相手の気持ちや意思決定を尊重することにもなります。
うなづきや相槌が早いとどうしても雑に受けている印象になりやすいです。大きくゆっくりうなずくことで丁寧な印象が残りやすくなります。
相手の話を遮らず、体を相手に向け、表情や目をしっかり見ながら相槌を打つことが大切です。相手をしっかり見ることで、相手に「ちゃんとあなたの話を聞いていますよ」というメッセージになります。
相手に共感するためには、相手の意図を読み取る必要があります。なので、相手が今何を考えているのか想像することも大切です。相手がどんなイメージを膨らませているか想像することで、相手の思考に近づきやすくなります。
「オープンマインドの姿勢」とは、つまり「私はあなたを受け入れますよ」という姿勢のことです。
相手の「感情」を認識するためには、その「感情」が湧き出たときの自分の感覚を記憶しておき、どういう状態のとき、どんな感情になるのかを言葉で表すクセを身につけることが大切です。
自分の感情の動きに敏感になることで、相手の状態からどんな感情なのか読み解く力も身につけることができるようになります。
同じ目標を持ち、同じ経験をすることによって、比較的に同じ感情になる状況になりやすいです。「同じ境遇である」ことも、共感する上では大切な要素です。
映画やドラマ、本などの登場人物の感情を感じることで共感力を高めることができます。本や映画を観ているときなど、架空の体験を見ているときでも、自分が実際に経験したときと同じような脳の動きをしていると言われているそうです。
つまり、物語の登場人物の感情をイメージすることによって、感情移入しやすくなっていくというわけです。
相手の言葉を頭の中で復唱する。そして、日ごろから相手の発言に対して「なぜ」を考えることで、「相手の気持ち」に集中するクセを身につけることができるようになります。
感情としぐさ、表情は密接につながっており、相手の感情を知る重要な手掛かりになります。普段から相手を観察するクセを身につけることで、相手の感情の変化に気づく能力も養われるというわけです。
基本的には「それは○○だよね」の○○の部分に当てはめればだいたいOK
「ひょっとしたら今、こんな気持ちじゃない?」というニュアンス。
《ねぎらう》
《褒める・感謝する》
《寄り添う・同調する》
《肯定する》
さて、いかがだったでしょうか。
「 共感力 」は、多種多様なコミュニティを築けるようになった現代の文明において、最も欠かせない能力のひとつだと思います。
人間関係において、 共感力 を磨くことで得られるメリットはすごく多いので、今回ご紹介した方法をぜひ参考にしてみてください。
それでは!
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