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図書館 心理 効果
どうもKuです! さて、今回も「 ○○ 効果 」について解説していきます!
まーだまだつづきますよ!(笑)
このシリーズは、下記の3点を中心とした、軽めの内容になっております(たぶん…)
今回は、わりと「買い物心理」が多めです。
(スッキリまとめた記事はいづれ投稿いたします。<(_ _)>)
たとえば以下のようなものが挙げられます。
「ストループ効果」を使うことで、相手からの印象を強め、注意をひくことができます。
しかし、同時に脳が混乱したことによって生じる不快感を与え、ストレスを感じさせてしまう恐れもあります。
なので、商品の広告などを作る際は、宣伝イメージからかけ離れている色を選択すると、相手に不快感を与えてしまい悪い印象を持たれやすくなってしまうので注意が必要です。
反対に、副作用が表れる現象を「ノシーボ効果」といいます。
実際に、「この薬は胃が荒れる副作用が出るかもしれません」と副作用を伝えられた被験者のグループとそうでないグループとでは、伝えられたグループの方が6倍も副作用が出た、という実験結果もあるそうです。
この効果が表れる原因は主に、思い込みによる「暗示作用」により自律神経やホルモンバランス、脳にある免疫システムや神経伝達物質の合成などに影響が与えられることによって体質が変化するためと言われています。
ちなみに「プラシーボ」とはそのまま「偽薬」という意味です。
《ネームレター効果》が表れる一例
自分の名前と同じ漢字が使われてたら「おっ!」ってなりますよね。
この効果は、以前紹介した「類似性の法則」に関連しています。
つまり、簡単に言うと「他者から褒められることでモチベーションが上がる」ことをいいます。
「エンハンシング」には「高める」という意味があります。
《「外発的動機付け」と「内発的動機付けの意味》
この効果は、発達心理学者「エリザベス・B・ハーロック」が1925年に行った「賞罰実験」によって実証されました。
この効果と対をなす心理効果に「アンダーマイニング効果」というものがあります。
これは、「内発的動機付けによってやモチベーションを高められた行為に対して外部報酬が与えられることによって、その行為に対するモチベーションが低下する現象」のことを言います。
つまりその行為をする目的が、
もしくは、
などに変化することによってモチベーションが低下していきます。
なので、相手を褒めてモチベーションを高めたい場合は、単に相手を称賛するだけではなく、本人の「好奇心」や「関心」を高めるように意識すると、モチベーション低下を避けることが期待できます。
つまり簡単に言うと、「これはいい!」と思える新しいものを手に入れたときに、その商品の関連商品もそろえたくなってしまう衝動が起きることを言います。
この効果は、カナダの文化人類学者「グラント・マクラッケン」が1988年にフランスの哲学者「ドゥニ・ディドロ」のエッセイに因んで名づけました。
ドゥニ・ディドロはエッセイ『私の古いガウンを手放したことについての後悔』の中で、ある日プレゼントされたガウンがあまりにも美しく、自分の家具や部屋に合わないため、あらゆるものをガウンに見合うような美しいものに買い換え始め、最終的に借金を背負うことになってしまったと語っている。
シマウマ用語集「ディドロ効果」より引用
《ディドロ効果》の一例
この効果はアメリカの行動経済学者であり心理学者である「エイモス・トヴェルスキー」と「ダニエル・カーネマン」によって発表されました。
「フレーミング」とは「解釈の枠組みを形作る」という意味です。
つまり、全く同じ内容であっても、伝えられる表現や伝えられ方によって受け手側の印象が変わってくることを言います。
この効果は、フランスの「オーグスチン・シャルパンティエ」が大きさと重さの錯覚について実験を行ったことから名付けられました。
《シャルパンティエ効果》を応用したものの一例
この効果は「対象がイメージしやすいかどうか」も重要です。
つまり人は、「あるものを認識する際にその周辺情報をも含めて判別する」ということです。
この効果は、アメリカの心理学者「ジェローム・ブルーナー」が1955年に提唱しました。
たとえば、以下の商品は通常の倍以上の値段に設定されているにもかかわらず購入されています。
これらは、その場所の持つ「特別な空間」やイベントという「特別な状況」によって「高い」という認識(認知)を変えているからこそ買われるのです。
コンビニで500円のコーラが売っていたとしたら恐らく「高い!」と感じますが、これがライブハウスや遊園地などで売られていたら「まぁいいか」となりますよね?
つまり人は、その空間の持つ「特別感」をも合わせて商品価値を判断しやすいということです。
なので、「店の雰囲気づくりにこだわること」は商品価値を高めるためにはとても重要なことといえます。
この二つの効果はよくセットで語られることが多く、どちらも下から上、もしくは上から下への人の流れを作ることで施設全体の巡回範囲を広げる役割を得ています。
この効果は、複合施設でなくても使うことができます。
たとえば、店の入り口(下層)に目玉商品を置き、店の奥(上層)によく購入される商品を置くことで、店全体の売り上げを上げることができるようです。
つまり、この二つの効果を使って店全体の売り上げを上げるポイントは「入口」と「最深部」に人々に買われやすい物を置くことにあります。
ちなみに、「噴水効果」は別名「ファウンテン効果」とも呼ばれているそうです。
「カタルシス」とはギリシア語で「浄化」や「排泄」を意味します。
哲学者の「アリストテレス」が「心の浄化」という意味で用いたことが名前の由来になっています。
「悩みを人に話すことで悩みが軽くなる」ことは有名ですが、この心理効果による働きが大きいです。
また、「マイナス感情を吐き出した相手に好意を持ちやすくなる現象」も起こります。
悩みを相談した同じ占い師にはまったり、喧嘩で本音を言い合った相手と仲良くなったりすることなどは、この心理効果の影響によるものが大きいといえます。
この心理効果は、ストレスや怒り発散に効果的です。人の愚痴を言うことで気分がよくなって盛り上がるのは、このカタルシス効果を得ているというわけです。