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レジリエンス の高め方
今回は、精神的にダメージや大きなストレスから立ち直るための力「 レジリエンス 」について解説していきます。
①この記事の目的は何?
落ち込んだときや大きなストレスを感じたときに立ち直りを早くする心を鍛えるための方法を知る。
②この記事を読むことで、読者は何を得ることができるだろうか?
落ち込んだ際に素早く立ち直るメンタルを鍛える方法を知ることができる。
③どんな悩みを抱えている人にとって有益?
『レジリエンス』とは、元々は「外圧を跳ね返す力」という意味の物理学用語。
「レジリエンスを鍛える」とはつまりどういうことかと言うと、「ストレスの圧力で折れない、しなやかなメンタルを作り上げること」をいう。
よく例として挙げられるのは、テニスボールを強く握って元に戻るときに跳ね返る力。
『レジリエンス』が精神医学で注目されるようになったのは、第二次世界大戦中「ホロコースト(ナチスによるユダヤ人の大量虐殺)」の環境下で生まれた孤児への追跡調査の過程で注目が集まった。過去のトラウマから抜け出せない元孤児と、トラウマを克服して充実した人生を送っている元孤児とがいることを発見し、その違いを調べたのがきっかけ。
1970年代では不利な生活環境における児童に注目されていたが、1980年代以降、成人も含めた精神疾患に対する「防衛能力」や「抵抗力」を意味する概念として徐々に注目され始めた。
苦難を経験したときのその後の自尊心の高さで『レジリエンス』をはかることもある。
「虚弱性」の反対の概念であり「自然治癒力」という意味がある。
他には「復元力」「再起力」「耐久力」「精神的回復力」と訳される。
『レジリエンス』の概念としては、2004年に精神医学のボナーノの提唱した「極度の不利な状況に直面しても、正常な平均状態を維持することができる能力」という定義が用いられることが多い。
つまり「レジリエンス」とは、「過度なストレス環境や逆境の中にいても平常心を保てる能力」のことをいう。
『ストレス耐性』はストレスが加わった際に耐えることができる「精神的強度」を表す。
つまり『ストレス耐性』とは「防御力」。
『レジリエンス』は、ストレス環境に適応し「精神を安定させる力」を表す。
つまり『レジリエンス』とは「回復力」。
『レジリエンス』は「心の自然治癒能力」と考えるとわかりやすい。
特に重要な要素は『自己効力感』を持つこと。
小さな成功体験を積むことで「やればできる」という気持ちを高めることができる。
大きな目標に限らず、毎日「今日はこれをやる!」という目標を持ち、着実にクリアしていくことで「達成感」を得る。
そうすることで『自己効力感』を高めることができる。
あとは「人間関係」を良くすること。
他人からの「好感」や「励まし」が『自己効力感』を高めてくれる。