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今回は、作業に没頭して高い生産性を発揮できるテクニック、 「SINGLE TASK ( シングルタスク )」についてわかりやすく解説していきます。
集中力が低く、なかなか作業が終わらないと悩んでいる方は、シングルタスクで悩みを解決できるかもしれません。
「シングルタスクの仕組み」については別の記事で解説しております。
よかったら下記の記事も合わせてご覧ください。
反対に、「同時並行的」に複数のタスクを断続的にこなすことを『マルチタスク』という。
頭を使わない単純作業においては、同時進行でまとめてこなすことで、むしろ『シングルタスク』より『マルチタスク』の方が効率よく作業を終わらせられる場合もある。
『シングルタスク』は「思考の積み重ね」を必要とする「知的作業」において最も真価を発揮する。
守るべきルールは非常にシンプル。
それは、「ひとつの作業を『完了』させてから次をやる」こと。
そもそも『マルチタスク』の弊害は、次々に情報が一次記憶として脳内に並べられて容量(負荷)が大きくなることにある。
脳のエネルギー消費が増えることにより、脳が疲弊していくことでパフォーマンスがどんどん低下していく。
さらには『マルチタスク』により「未完了」が次々に増えることによって、記憶の容量がどんどん減っていく。
つまり「あれ? 次何をするんだっけ??」状態になりやすくなる。
「完了」した出来事よりも「未完了」の出来事の方が記憶にとどまりやすくなる現象を、心理学では「ツァイガルニック効果」という。
『マルチタスク』は言わば「未完了」を増やし続けたままタスクをこなしている状態。
脳のエネルギー効率が非常に悪い方法であると言える。
やり方は簡単。「ひらめきをメモに書き写す」だけでよい。
情報をメモに取ることで、無意識に「忘れる」ことへの不安をやわらげ、その対象からの意識をそらすことができる。
何かの作業の途中でひらめいたことは、リスト化してメモに残す習慣を身につけると良い。
「メモに残す」つまり、「忘れても大丈夫という安心感」がタスクを「完了した」感覚になり、『ワーキングメモリー』の容量を減らして軽くさせることができる。
「ワーキングメモリー」については、過去に記事にしています。
参考までにどうぞ。
>>【生産性】 ワーキングメモリ とは何? 記憶の種類と役割
『シングルタスク』の最も重要な要素である「集中力の持続」には限界がある。
人間のパフォーマンスがピークを迎える集中力は平均して「25分」ぐらいと言われている。
そのピークを越えて、徐々に集中力が落ちていくタイミングで5分ぐらいの短い休憩を挟む。
休憩を挟むことで「情報を整理する時間」を脳に与え、『ワーキングメモリー』の容量を回復させることができる。
特に一番遠ざけるべきは「スマホ」などのデジタル機器。
「興味をそそる情報の塊」であるスマホは、「あれもしたい」「これもしたい」と言った「雑念」を誘発しやすい。
デジタルデトックスには、作業に必要なものしか何もない「集中部屋」を作るのがおすすめ。
とにかく、気になる情報媒体を視界に入れないことが大切。
一日の中で、頭や時間をあまり使わないけれどもやらなければならない作業をひとつの時間帯にすべてまとめて行えるようにする。
例えば「メール」や「家事」など。
そうして、やるべき細々としたタスクを「大きなひとまとまり」として認識して脇に置いておくことで、本当に時間を費やすべき「重要なタスク」に集中できるようになる。
(つまり「パーキング・ロッド法」の応用でもある)
「雑事時間」をしっかり作ることで、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」という思考を落ち着かせることができる。
TODOリストなどのメモなどにとりあえず「○○時~○○時までは~をする」とメモして置いておくのがおすすめ。
「雑事時間」を作ることによって、「雑事時間までに終わらせなきゃ!」という時間制限が自然にできるので、「集中時間」のパフォーマンスを上げることができる。
「雑念に気づく」→「注意の対象を元に戻す」といいった、注意を元に戻す思考の動作が注意力や集中力を鍛えることになる。
マインドフルネス瞑想は、雑念に振り回されずに1つのタスクに集中できるようになるために(つまり、シングルタスクに)最適なトレーニングといえる。
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