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どうも! Kuです。今回は「 目標設定 の メリット 」について解説していきます。
〈なぜこの記事を書こうと思ったのか?〉
「目標設定が大事」とはよく言われているが、目標設定することに何の意味があるのか、をはっきりさせておきたかったから。
目標って、立てているときは楽しいですが、なかなか達成までいくのって難しいですよね。
「やらなくちゃ」ってわかっているのに体が動かない…
目標を立てているときはノリノリで、「絶対に達成してやる!」っていうモチベーションがあったはずなのに、いつの間にか目標自体を忘れてしまっている…
誰もが一度はそんな経験、あるのではないでしょうか?
目標へのやる気やモチベーションは、「目標を立てたとき」がピークと言われています。
あれもこれもできている自分・・・理想を叶えた自分・・・
目標を設定しているときは、「目標を達成した自分」も同時にイメージするため、目標を設定した時点で「達成感」を味わうことになります。
達成していないのに達成感・・・変な感じですね。
その目標を設定したときの達成感がやる気の脳内ホルモンである「ドーパミン」を分泌させるので、目標設定しているときは「やる気の満ち溢れた状態」になるというわけです。
そんな、「やる気のピーク」を基準に行動計画を立てていたのであれば、いずれ無理がたたって計画倒れになってしまうのは想像に難くないでしょう。
「やる気」というのは「感情」の一種です。
感情は思考の反芻(はんすう)(繰り返し同じことを考え続けてしまうこと)によって連続的に発生することはあっても、1つの感情が一定の強さで長く残り続けることはほとんどありません。
なので、いずれは必ず低下していく「やる気」を基準に計画を立ててしまうと最悪、やる気のないときには何もできずに終わる、なんてことにもなりかねません。
そこで今回は2回に分けて、「やる気」を定期的に呼び起こせる目標設定のコツがないかどうかリサーチしていきました。
上記のような「やる気を定期的に再燃できるサイクルを作れるようになれれば、自然と目標達成を目指し続けることができるのではないだろうか?」という発想です。
さて、前編にあたる今回の記事では、目標設定のコツを知る前に、そもそもの大前提として「なぜ、目標設定は必要なのか?」に焦点をあてていきたいと思います。
今回の記事は目標設定を行うメリットについて解説しております。具体的な法則や手法についてはまた次回。
>>【 モチベーションの心理学 】達成率 を高める 目標設定 の コツ
今回の内容は以下の通り。
目標を立てる意味が分からない・・ けど、なんとなく生きていて生活にメリハリがない・・
という人はぜひ一度参考にしてみてください。
まず初めに、そもそもなぜ「目標設定」が必要なのでしょうか?
ここの定義が曖昧だと、漠然とした目標になりがちです。
行き先がはっきりしていないのにタクシーや電車には乗らないですよね?
「とりあえず北の方向へ進もう!」といった感じで進んでみて、さてその後どうしましょ? なんてのはこれまた馬鹿らしい話です。コスト(時間と労力)の無駄遣いです。
今のたとえでなんとなく分かったかもしれませんが、目標地点に向かう理由、「そこへ向かう目的」があって初めて目標地点を目指す意味が生まれてきます。
つまり、目標設定をするためにはそもそもの「目的」が必要なのです。
さて、そこで目標を定める前には、まずは目標設定をする上でよく語られる有名な議題ではありますが、「目標」と「目的」の違いを知っておく必要があります。
つまり、もっと砕けたシンプルな言い方をすると
と言い換えることができると思います。
つまり、「叶えたい目的」があって初めて「目標設定」に意味が生まれる。
「決して目標のみで終わらせないこと」が目標設定の最大のポイントと言えるかもしれません。
「目的」を叶えてこその「目標」です。
欲しい物や叶えたい理想がある状態、つまり目標があるということはそれだけで充実感を得ることができます。
よく聞く「モチベーション」という言葉の意味は、簡単に言うと「行動を起こす意欲や動機」という意味です。
つまり、「行動を起こすための原動力」がある心の状態であるといえます。
前述したとおり、「目標」を立てるためには「目的(叶えたい望み)」が必要不可欠であり、その目的を達成させること自体がモチベーションになりえます。
そして、目的を叶えるための目標を立てることによって、やるべきことが明確になるので、「これからなにをしていけばいいかわからない」という将来に対する漠然とした不安を軽減させることができます。
そもそも「叶えたい望みがわからない」という人もいることでしょう。
その肝心の「人生の目的の見つけ方」については、別の記事で紹介しているのでそちらも合わせて参考にしてみてください。
人生をより充実したものにするためにも、目標設定することは大いに役に立ちます。
目標設定というよりは目標の計画を立てる上で「自分のできること」に目を向けることにより、自分のできることを確認していくことで「自己効力感」を高めることができます。
自己効力感とは「自分ならできる」という感覚のことです。
まぁ、すごくシンプルにいうのであれば自己効力感が高い状態というのは「自分の能力に自信がある状態」ということもできます。
目標設定する際は、「自分のできることは何か?」を考慮した上で計画を立てるかと思います。
というより、「目標を達成するために必要な条件」を考えていくうちに自然と「できること」にも焦点をあてる必要がでてきます。
そもそも「できないこと」を基準に目標の計画を立てることはありえません。
英語が苦手で全く話せない人がいきなり海外ドラマのオーディションを受けようとしても無謀ですし(通行人Aを目指すならいいかもしれません)、運動が苦手な人でオリンピックの金メダルを目指す人はまずいないでしょう。
さらには、目標を設定することで「達成した自分」を疑似体験すると前述しましたが、そのときに得られた達成感が「自分ならできる」という感覚、つまり自己効力感を高めてくれる要因にもなります。
目標設定は「決断」の連続です。
「目的」を決め、目的を達成するための「課題」を決め、課題達成のために自分がするべき「行動」を決め、だらだら先延ばししないために「期限」を決める…
「決断力」というのは「物事を判断し自分の意志で決定する意志力」のことで、決断はすればするほど高めることができます。
つまり、決めることが多い目標設定は決断力を高めるいいトレーニングにもなるということです。
「レジリエンス」とはストレスや逆境に対する耐性のことで、「心のしなやかさ」「精神的回復力」と表現されることも多い能力のことです。
レジリエンスが高まると挫折から立ち上がるのが早くなります。
目標設定を行う上で「目標を達成する目的」「自分のできることの把握」と同じぐらい大切なことがあります。
それが「失敗を想定しておくこと」です。
目標設定する際にあらかじめ達成の邪魔になるであろう障壁や障害を考えておくことで、失敗を回避したり、「ああ、このパターンか~。ならこうしよう・・」と失敗に対する心の準備ができていることで失敗したときのダメージを減らしたりすることができます。
そもそも簡単に達成できるような目標であれば目標設定における計画を立てる必要もないので、目標設定はそれなりにハードルを越える必要のある道のりを想定するはずです。
目標設定は、この「ハードルを越えて目標に到達する」という意志の力を働かせることになるので、自然と失敗に強くなれるレジリエンスを高めることができるのです。
〈参考記事一覧〉